川平湾がエメラルドグリーンに見える理由

川平湾のビーチ
グラスボート乗り場の隣にある美しいエメラルドビーチ。このビーチからカヤックで出発します。
川平湾でカヤックを楽しむツアー客
川平湾でカヤックを楽しむ親子
エメラルドグリーンに輝く川平湾でのカヤックは最高に気分爽快ですよ~

川平湾でカヤックをしている時、お客様と「なぜ川平湾はエメラルドグリーン見えるのか」という話をよくさせて頂きます。海の色は「海中に届く太陽光の距離」によって違って見えるのですが、どこの海でもエメラルドグリーンに見える訳ではありません。

サンゴ・熱帯魚から作られる白い砂

川平湾の無人島ビーチを歩くツアー客
潮が引いた時にだけ現れる川平湾バージョンの「幻の島」。
川平湾の無人島ビーチ
川平湾の無人島ビーチの砂浜はフカフカで裸足で歩くと気持ちいいですよ~(笑)。
川平湾の無人島
川平湾の無人島は珊瑚礁が隆起してできた島々なので大昔は海の中にありました。

川平湾がエメラルドグリーンに見えるのは海底に広がる「白い砂」があるからです。ではその白い砂はどうやってできるのかというと、主に「サンゴ」からできています。川平湾の無人島はサンゴが隆起してできた島々です。サンゴの体は石灰質で出来ていて、 石灰質が砕けてあの眩しい程の白い砂に変わります。更に白い砂は、海底に届いた太陽光を反射して海水を美しいエメラルドグリーンのように見せてくれるのです。ただ海底が白い砂でも水深が深くなっていけば太陽光の届く距離が遠くなるので海の色は濃く(紺色)なっていきます。内地の海がエメラルドグリーンに見えないのは砂浜が白くないからなのです。

ブダイ

白い砂を作るにあたって一つ面白い話があります。沖縄を代表する「ブダイ」という熱帯魚が川平湾には、たくさん住んでいます。沖縄では「イラブチャー」と呼ばれていて、英名では「パロットフィッシュ」と名付けられています。その名の通り、まるで鳥のオウムのように強く硬い歯を持っています。その歯でサンゴに付着している藻を食べて生活しています。ただ如何せん歯が頑丈なためサンゴも一緒にガリガリしてしまいます(苦笑)。。そして消化できない砕けたサンゴ、石灰質はブサイのウ〇コとして排出されます(苦笑)。。そのウ〇コこそが、白い砂の正体なのです。いやはや自然界は、ほんと面白いですよね~ちなみにブダイによってサンゴが死滅することはありませんので、その辺りはご安心下さいね!



シースマイル石垣島
石垣島川平湾がフィールドのシュノーケリング、カヤックツアー専門店
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